2008年04月03日

プレカットが嫌いな理由2

こんにちは村田です。

プレカットが嫌いな理由の二つ目です。
それは、ずばり弟子が育たないと言う事です。

墨付けをするためには、建築物の構造・強度計算・各部の収まりなどの事柄をすべて知っていなければできません。

親方が手きざみをせずにプレカットばかりやっていると、その弟子は手きざみを覚える事はできません。

知識は本でも得る事ができますが、経験はしてみないと身に付きませんよね。
墨付けには何より経験が大事なのです。

また、その弟子が年を重ねていって独立し親方となり、弟子を取ったとしてもその組みは家の造作しかできない中途半端な大工にしか成れないのです。

今では、それに拍車をかけるように和室の材料(鴨居や敷居・柱に至るまで)も無垢の木では無く集成材に皮を貼った物を使う所もあります。

大工道具の鉋(かんな)なんか使えなくても和室ができちゃうのです(もちろん木の肌の仕上がりは鉋をかけた物よりはるかに劣ります)。

僕はそんな人たちを大工とは呼びません。家の組み立てしかできない「組立工」と呼びます。

そういった理由で現在、手きざみのできない、刃物も使えない大工と呼ばれる職業の人がたくさん仕事をしています。

悲しい現実ですね。

なぁんてえらそうに言ってる僕も年に何件かはプレカットの家も建てています。
食っていくためには仕方がありません。

しかし、プレカットまでです。和室に集成材を使うような家にはさわりません。

いつの時代になっても必ず「手できざんだ本物の家を建てたい」と思われる方はいると思います。

その為にも、できる限り手刻みの仕事をして弟子たちに技術を伝承していけたらなぁと思っています。
posted by 親方 at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 大工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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